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  • 執筆者の写真丸重屋広報

TOPページのキャッチコピー『道は無限にある』とは?



『毎日自己ベストを更新すれば、限りなく新しいもの、新しい道が生まれてくる!』




◆『道は無限にある』とは?


  丸重屋topページにも大きな字で書かれている

  このどこかで聞いたことのあるフレーズ・・・実は有名な元ネタがあります。

  

  みなさんは「パナソニック」をご存知でしょうか。

  日本を代表する家電メーカーで、冷蔵庫や洗濯機、パソコン・・・等々

  あなたのおうちの中にも何かしらここの家電があるかもしれません。


  (https://panasonic.jp/)より

  そんな大企業「パナソニック」はもともとは「松下電器産業」という名前で、

  「道は無限にある」とは

  「パナソニック(松下電器産業)のグループ創始者、

   松下幸之助が書いた本のタイトル」です。


  今回は一意見として、

  私の考える「道は無限にある」の内容の紹介、感想を書いていきたいと思います。



◆松下幸之助とは誰なのか?


   翁はパナソニック(松下電器産業)のグループ創始者です。

   この人の何がすごいか、というと沢山エピソードがでてくるのですが

   ここでは大きく2つのポイントを紹介したいと思います。

   

   ①戦時下というピンチの中、会社と社会生活を進歩・向上させた

  

    翁は和歌山県で1918年に誕生し、

    23歳で起業、1989年94歳に亡くなっています。

    この間、日本では大きな戦争が起こり世界的なピンチに見舞われます。

    そのさ中でも新しい商品を生み出し、会社を大きくしていったのが

    翁のすごいところその1です。

    

    当時の一般市民の生活といえば、

    今では当たり前の所謂「コンセント」が一家に1口しかない状況でした。

    しかもそれが電球の傘のところについていて、

    電気をつけている時はほかの電化製品は一切使えなかったそうです。

    そこで、翁が発明したのが2口のアタッチメントプラグです。

    なんとこの発明から

    「部屋の電気をつける + 電化製品を使う」

    


    ことが同時にできるようになったのです。

    会社どころか社会の習慣さえ変えていますね。


  ②現在当たり前の会社の基礎を作った「経営の神」

    

    今現在、企業として当たり前である「週休二日制」を

    最初に日本企業へ持ってきたのも翁の功績の1つです。

    「適切に休みをとることが生産性の向上につながる」ということを

    高度経済成長期で周りが無茶をしてでも休みなしでどんどん働く中、

    休むことで会社を伸ばそう、という考えを取り入れたことは革新的ですよね。


    「事業部制」の経営等、ほかにも翁は近年当たり前になっている

    会社の根幹を形作っており「経営の神」とも呼ばれています。



◆どんなことが書かれているか?

 

 さて、そんな新しい道を切り開いてきた翁は

 著書の中でどんなことを書いているのでしょうか。


 この本の中では大きく、「働くこと」に関する3つテーマと、

 その前段階として「会社員は何のために、なぜ働くのか?」を書いています。



 それぞれについて詳しく見ていきましょう。


 ◇会社員はなぜ働くのか?


  翁は本書で

 「働きを合理化して、より多くの所得、収益を上げなければならない」と

  書いています。そう言い切る理由はなんなのでしょうか。


  ・働くことと社会保障の関係性


   最近のニュースで「コロナ給付金」という単語を聞いたことはないでしょうか。

   社会保障やこうした「困ったときにもらえるお金」は

   いったいどこから出てくるのでしょう、何もないところから

   生まれてくることはないので、基本的には政府から私達へ配られます。

   更にさかのぼっていくと、

   政府の持っているお金というのはもともと私たちが働いて収めている税金です。

   「困ったときに助けてもらえるのは、

   働くことによって収めてる税金があるから」ということです。


   コロナ助成金について

  「品川区では給付金を上乗せ3万円しますよ」、というニュースは

   品川に税金をたくさん納める会社があり、

   それだけ働いているからこそもらえるリターンが大きい、ということの一例ですね。

   (https://www.fnn.jp/articles/-/48795)


  ・経済と給料の関係

  

   もしも「ぎりぎりまで働きたく無い」とたくさんの人が言って

   経済が発展しなくなると、どういうことが起きるのでしょうか。

  

  ①景気が悪いのでみんな物を買わないようになります。

  ②ものが売れないので、仕方なく企業は物の値段を下げます。

  ③売れないし、単価が安いしで、会社の利益が下がります。

  ④会社の業績が悪化するので、従業員の給料が減ります。

  ⑤給料が減ったので、みんなさらに節約します。


  

 ・・・完全に負のループですね。

   経済が発展しないと全員仲良く貧しくなってしまうということです。


  「助けてほしい時に誰にも助けてもらえない」

  「家族友達みんな貧しくなる」

   無気力に働くとデメリットがとても大きいことがわかりますね。

  「とはいえ、どうやって働けばいいのかわからない」

   という人にヒントを与えるのがこの本のメインテーマになります。

  

 ①マイナスな働き方

   まずは、失敗パターンを2つ紹介しています。



    

  ・動揺や迷いをもって働く


   心配や不安を持っていると小さいことに心が持っていかれて

   大きな仕事への判断力や集中力を削ぎます。

   また、動揺や迷いを持つことも時間や頭・心のキャパシティを持っていかれて

   現状を打破する意欲、新しいことにチャレンジする時間がなくなります。

   いい仕事をするためには不安は断捨離しておくに限る、ということですね。


  ・悲観的な考えをもって働く


   悲観的な考えを持っていると

   「うれしいことをどうでもいいことにしてしまう」

   「本来あるはずのものを、自ら捨ててしまう」と翁は語っています。

   確かに「どうせ給料上がらないから、どうせ昇進しないから」

   と悲観的な考えをもっていると

   目の前の達成した実は割とできのいい仕事ですら

   どうでもいいもの、に見えてしまいもったいないことをしていますね。

   

 ②プラスな働き方、モチベーション

   次に、良い働きのための心構えとは何か?ということについて3つ紹介しています。


  

・困難を乗り越えること、改善することに生きがいを見出そう


   景気の悪い時こそ輝く会社があります。

   それは「困難を乗り越え、実力をつけた会社」である。と翁は言っています。

   本当にいいもの、実力のあるものを持っている会社は

   人が限られたお金でいいものを買おう、と考えるときこそ選ばれます。

   鍛え抜かれて体力がつくと、周りの環境が厳しくなってもへっちゃらになる。

   だから、何もない時にこそ困難に立ち向かって慣れておこう、体力をつけよう、

   ピンチこそ生きがいにしていこうということです。

   何事もトレーニングが大事ですね。

   

  ・何としてでも仕事をやり遂げる

   「優れた技術」よりも「力強い仕事」が進歩のカギ

    

   1人の優れた技術をもつ専門家よりも、

   とにかくもらった仕事は納期までにできるだけ高いクオリティで上げるぞ、

   と意気込む新入社員の方が実は大事です。

   いい空気を作る人が1人入るといい流れが会社全体に広がっていくことがあります。

   1人が100点を出すより、10人の仕事が20点ずつでも進歩すると

   会社全体で見たときに普段の2倍の「力強い仕事」ができるということです。


  ・気分が上向きの時、新しい道はみつかる!


   日常の仕事を手を抜かずにしっかりやっていると、

   実力もだんだんとついてくる上に、心にゆとりができてきます。

   不安がなくなってきて気分が上に向いている時にこそ、

   発展や発明のヒントが見つかります。

   ゆとりができてくると普段気づかなかったことにも

   目を向ける余裕ができる、そして新しい道が見つかるということです。

    


 ③働き方のコツ

   最後に、よく働くためのコツを2つ紹介しています。


  

・自己観照 自分を遠くから見てみよう、俯瞰の視点を持とう


   「何度も成功していると自分の力を見誤りやすい」

   遠くから自分を見てみる、他人に自分のことを聞いてみようと翁は勧めています。

   「勝って兜の緒を締めよ」とも昔からよく言われていますね。

    仕事に没入し、私利私欲にまみれず、ひたすら素直に、会社全体の力を見る

    これを実践することがよい働き方のコツの1つです。


  ・自己反省 準備・用意を徹底しよう、用意周到であれば絶対に失敗はしない

   

   「用意をしていれば失敗というものはない」

   「失敗をするとき話すべきことを十分に考えなかった自分にある」

    と彼は書いています

    現場には予期せぬハプニングがつきものですが、

    起こりうるハプニングに対しても事前の準備が完璧なら失敗はしない。

    失敗したときは何かのせいではなく、準備の足りない自分にある

    ということです。

    かなり自分に厳しいものの見方のようですが、

    自分の仕事に責任を持つ、ということにおいては必要な考えだと思います。



◆道は無限にある


 「新たな考えをもって活動を進めていってこそ

  よりよき知恵も生まれ、進歩向上をもたらされてくると思います。

  それは「ぜひこうしたい」と考え努力することから生まれると思うのです。

  お互いに、日に新たでなければならないと思います。

  たえず積極的に変化発展を求めていくことが大切です。

  きのうの姿をきょうそのまま続けてはいけないのです。

  また、きょうはこれが最善だと思っていることでも、

  考え方によればまだまだほかに道があるのかもしれないのです。」

 

常に新しいものの情報をチェックし、アンテナを張っておくと

やりたい、と思うことは無限に湧いてくる。

今日はこれがベスト!と思ってもまだまだほかに道が出てくるということですね。


コロナ渦中、飲食店が大量に業績悪化・閉店・倒産の状態に追い込まれました。

しかし、その中でも売り上げが伸びた、という会社もあります。

テイクアウトにいち早く道を切り替えたところです。

時代によっていちはやく変化し、無限の道を切り開いていく様子を

今まさにニュースや町で見ていると思うと気が明るくなる気がします。

(https://www.asahi.com/articles/ASN5764H1N57ULFA01K.html)


有限会社丸重屋では

新しい道として、ドローンや特殊高所に取り組んでいる最中です。

たった数日で変化していく世の中で無限の道を私たちも見つけていきたいと思います。

                               (執筆:担当者K)


 また、今回会社のキャッチコピーに対してブログを書くにあたって

 社長からコメントをいただきました。


「私は、同じ言葉でも、人によって取り方が違うと考えています。

 解釈や答えは決して一つだけではなく、それこそ無限にあります。

 書かれている言葉の意味を皆で探求する。

 そのようなコミュニケーションの場を社員相互で開いてもらい、侃々諤々意見し合い、

 自身と他者との違いを理解し、多様性を尊重し、それぞれの価値観を認め合い、

 その違いを価値あるものと評価し、

 一人ひとりの能力・経験・強みなどを最大限に活かすことのできる

 企業(丸重屋)となることを切に願っています。」          (平手克治)

                                


【道は無限にある】

 



 



  

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